ありがとう。
職員室の奥から現れたのは、どこの学校にもいるような普通の中年の太った男の人だった。
「おはようございますなのであーる。」
訂正しよう
・・・・とても特徴的な人だった。
先生と簡単に話をして、私は教室に向かった。
「ここの学校は4クラスしかないのであるから、3年間クラスは変わらないのであーる。早く友達を作って、仲良くなりたまえ、であーる。」
「はい。」
「私が呼んだら入ってきたまえ。」
キーンコーンカーンコーン
ガラガラ
チャイムと同時に福田先生が教室のドアを開ける。