ありがとう。






ふと、日に光が反射して輝く水面に目を向ける。




東京とは違う、濁りのない澄んんでいる水。



まるで、その中だけが別世界に見えた。






ああ、私とは違う。




そう思ったら、体が自然に川に向かって歩いていた。






ザーーーー




ここなら、私を受け止めてくれるかな?



私を救ってくれるかな?






私には無い、この輝く世界なら。







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