ありがとう。






一歩一歩川の中に入って行く。



どうせ、死ぬのなら、自分の意志で死を決めて死にたい。





病気なんかに負けて


『あなたの人生は生まれた時から決まってた』


なんて、思われたくない。






だから


もう、何でもいいや。





もう、奏君に伝えられたし。



これ以上みんなに関わって、泣いて欲しくない。




私、無責任かな?



こんなにも深く関わって、今更逃げるなんて。




でも、それさえどうでもよくなっていた。




この綺麗な光の世界で消えれるのなら。




こんなにも美しい輝く水の世界が私の最期---







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