ありがとう。





よく笑って、時には泣いて・・・私たちの誰にも出来なかったこと。




美喜ちゃんに “心” を与えてくれたのは、あなたたちだったの。



病院に来るたびに嬉しそうに話すのは、いつもあなたたちのこと。




ーーー南海ちゃん、理香子ちゃん、詩歌ちゃん、勝利君・・・・そして奏君。




美喜ちゃんはいつでもあなたたちに出会えて、友達になれて、大好きになれて幸せだったの。




美喜ちゃんがあなたたちに、いつも言っていた。




『ありがとう』


って。」




美喜は、そんなことを思っていたのか?



ずっと、ずっと、俺たちのことを・・・ーー




そんなこと、お前が言ってくれなきゃ意味ないじゃん。



「ここで、あなたたちを待ってるわよ。」






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