ありがとう。
《美喜side》






頭がふわふわする。



ここは一体どこなんだろう?




私の目の前には



日の光を反射して輝く大きな湖と



ずっと探し求めていたレモンの向日葵の花畑





後ろを振り返ったら、真っ暗で不気味な闇の世界が広がっていて、私は前に進むしかなかった。




レモンの向日葵の中を進み湖に向かう途中、ちょうど花畑の真ん中に1人の女の人が立っていた。






「こんにちは。」



とりあえず、挨拶した私に女の人は微笑んだ。




「秋塚美喜さん?」



「え?そうですけど。」



どうして私の名前を知っているのだらうか。







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