ありがとう。
俺は美喜のお母さんの言葉に甘えさせてもらって、
パスタを頼み、食べ終えると、美喜のお母さんにお礼を言った。
「じゃあ、すいませんが先に失礼させてもらいます。」
「美喜の所に行くのかしら?」
「はい。」
「今日は、突然呼び出して本当にごめんなさい。
そして、美喜を好きになってくれてありがとう。」
「彼女を愛しているんです。」
俺はそういうと、レストランをあとにした。
美喜。
本当はお前は寂しがりやだから、それなのに寂しいと言わないから。
俺は、そんなお前を愛してしまったから。
今、会いに行く。