ありがとう。
「・・・あのね、この前不良に絡まれていた私を勝利が助けてくれたの。その時から心臓がドキドキして、変なんだ。」
それって・・・
「南海ちゃんは勝利君のこと、好きなんだね。」
私が思ったことを言うと、突然南海ちゃんが俯いていた顔をあげる。
「すっ好き?!・・・あ、でっでもでもでも、幼馴染だしっ?!」
あ・・・南海ちゃんの顔、リンゴみたいになってる。
「そっそれに、ずっと一緒にいたのに今さらじゃんっ!!」
「南海ちゃん、恋は突然やってくるものなのです。」
私が真面目な顔をして、話すとアタフタと南海ちゃんが奇妙な動きをする。
あれ?
南海ちゃんってもしかして。
「南海ちゃん、初恋?」