ありがとう。







「・・・あのね、この前不良に絡まれていた私を勝利が助けてくれたの。その時から心臓がドキドキして、変なんだ。」




それって・・・




「南海ちゃんは勝利君のこと、好きなんだね。」




私が思ったことを言うと、突然南海ちゃんが俯いていた顔をあげる。






「すっ好き?!・・・あ、でっでもでもでも、幼馴染だしっ?!」




あ・・・南海ちゃんの顔、リンゴみたいになってる。




「そっそれに、ずっと一緒にいたのに今さらじゃんっ!!」





「南海ちゃん、恋は突然やってくるものなのです。」




私が真面目な顔をして、話すとアタフタと南海ちゃんが奇妙な動きをする。




あれ?


南海ちゃんってもしかして。




「南海ちゃん、初恋?」








< 247 / 288 >

この作品をシェア

pagetop