ありがとう。








奏には言ってなかった私の夢、話すね。





願いは私のような病気で苦しんでいる人が救われることだけど、




もし望みがもう一つ叶うのなら、私の夢を奏と叶えたい。






愛する人との温かい家庭をつくりたい。




私が死んでたら無理なんだけどね。




ずっと奏を困らせたくなくて言えなかった、私の夢。




小さい頃からの夢。


奏と叶えたい。






でも、もしも私が奏の隣にいない日がきたら。




私を、秋塚美喜を忘れて下さい。





奏には私を忘れて前に進んで欲しいんだ。






私はもう十分に幸せだから。




奏の隣で、みんなと笑えて、凄く幸せだから。



心からの感謝込めて大好きなみんなに






ありがとう。






美喜








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