ありがとう。
「あれ?もしかして、みきちゃんかしら?」
「あ、はい。初めまして。吉草みき(Yosikusa Miki)です。父と母がお世話になっています。」
みきがそう挨拶した途端に詩歌と理香子が唖然とする。
・・・・テレビじゃみせられないよ、その表情。
「似てない。」
え?何それ。2人は忙しくて生まれたばかりの、みきしか見たことなかったけど・・・そんなに似てないの?
「そんなに?」
「だって、あり得ない。」
は?
「「どうしたら南海と勝利(君)からこんな礼儀正しい子が生まれるの-?!」」
「「やかましいわっ!」」
ひどくない?半年ぶりに再会したのに2ページ目でそれかいっ!
「ふふっ。」
なぜか、みきが笑い出した。
「みき、どうしたの?」
「みなさん、仲良いんですね。」
あ、そういうこと。
確かに大人になってまで、こんなに、はっちゃけて高校生みたいな付き合い、なかなか無いかも。
詩歌と理香子はテレビとキャラ違うから、みきにとってギャップがすごいかな?
「そういえばお母さん。奏さんの彼女さんは来てないの?」