ありがとう。





「位置について………よーい……」



一瞬の静寂の中で緊張感が増す。




パンッ



かわいたピストルの音と共に選手が走り出す。




「さあ、始まりました!

まず前に出るのは3-A。第一走者の川口さんは陸上部のエース!

次に続くは……おおっと意外にも2-D、2-B!3年を押しのけて両チームが2位に出てきた!」




あちこちからは応援の声が飛び、さっきの静寂が嘘のように盛り上がっていた。





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