ありがとう。





…………速い



奏君の走る姿はまるで風のようで、2位に上がった。


どんどん2位だった3-Aとの距離が離れていく。




それで、どんどん1位との差もつめていくその姿に誰もが惹きつけられる魅力を感じた。





周りの音が耳に入らないくらい目の前の光景だけに集中する。




1位の3-Bの人も速いのに、奏君は綺麗な走りで差をつめて……






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