ありがとう。
《美喜side》



12月。



もうこの町では雪が降り始めました。






そんなある日のこと私は詩歌ちゃんに放課後呼び出されました。




奏君に先に帰ってもらって

(すごく心配してくれて、なかなか帰ってくれなかったけど

詩歌ちゃんが『奏君には帰ってもらって』と言うので無理やり帰ってもらいました。)





指定された空き教室に近付くと




「詩歌やめなよ。」



「美喜は関係ないじゃん!」



「2人とも気付いてるでしょ?奏君は少しづつ美喜ちゃんに惹かれていってる!!」





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