ありがとう。



「一緒に行くだろ?同じ学校何だしさ。」




「いっいいの?」




私は奏君に引っ張られるようにして、置いてあった鞄を取る。




「かあさーん、行ってきまーす!!」


「行ってらっしゃい!」




奏君が玄関で靴をはき、大きな声で言うと大きな声が返ってくる。




きっと奏君のお母さんなんだろう。





私は奏君に連れられて、奏君の家をあとにした。



あれ?


ここの風景、見たことあるような……



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