ありがとう。
《美喜side》





「俺の、全てを話すよ。」



私は、奏君が部屋から出て来たことと、抱きしめられたことにびっくりして



ただ、頷いていた。








「・・優は、俺と高校で初めて会ったんだ ーーー



隣町に住んでて、明るくて、いつも笑ってる奴だった。



他の奴達と違って、いつもみんなの心配ばかりしてて、そんな優を見てたらいつの間にか惹かれてた。」






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