ネコ系彼女とイヌ系彼氏っ
第二章
平凡系な日常。
それから、次の日…。
私は建と一緒に学校に登校した。
建とは毎日登下校するのは日課のようになっている。
まあ、建がそう望んだんだけどね。
私たちは自分のクラスの前まで来て、
ガラリとドアを開けた。
「おっ、建じゃん!おはよーっす!」
「毎日一緒にいて、早乙女さんもあきないねーっ」
「ひゅーひゅー!」
ドアを開けたとたん飛び交うクラスメートの声。
このやりとりは今に始まったことじゃないから、もう慣れっこだ。
つまり、私たちはクラス…、
いや、建は顔が広いから、
もしかしたら学校公認ってことになるのかな…。
そんなことを考えてる間に、私の後ろにいた建はするりと私の横を通り、
皆の輪に入ろうとしていた。
「おーいっ、おめーら冷やかすなよーっ!
じゃあ、美衣、また後でなっ。」
建はそういって皆の輪の中に入っていった。
「美衣っ!おーはよっ!」