可愛い生徒(カノジョ)の育て方
 できた時、覚えていた時の笑顔がもっと見たかった。


「気にするな。俺が志望校を変更させたんだから、責任取って合格させてやるよ」


 それが俺の義務であり、責任だと思った。
 
 この努力が無駄にならないように、絶対合格させなくてはならない。

 彼女を京都の大学へ……。


この俺が、生徒にここまで本気で指導したことはなかった。



そして……。







この俺が、本気で生徒に惹かれていた……。






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