可愛い生徒(カノジョ)の育て方
「内緒だぞ。飲み会の時、聞いたんだ。二人とも、若くて可愛い奥さんだからもしかしたらって思ってさ」
飲み会の前、車で送ってきた奥さんを見たら、絶対そうだろうと予想がついた。やっぱりそうだったんだけどな。
「でも、このお二人は別に何の問題にもなってないだろ? だから、奥さん在学中には細心の注意を払っていたんだろうし、多分卒業してから付き合いはじめたんだろうな」
在学中は『大事な大事な宝物を、保護者と一緒に育てる』のが教員の役目。その宝物をたぶらかすなんて問題外だ。
ましてや、神聖な学校の中であんなことやこんなことは……絶対にダメだ!
……卒業してから、元生徒とその保護者の同意があれば、OKかな、とは思うが。
「ふ~ん。やっぱり、アリなんだ」
さっきまでのしゅんとした姿が嘘のように、安西は目をきらきらさせはじめた。
……もしや、妄想の世界へ片足を突っ込んでるのか!?
いかん。現実の世界へ引き戻さねば。
飲み会の前、車で送ってきた奥さんを見たら、絶対そうだろうと予想がついた。やっぱりそうだったんだけどな。
「でも、このお二人は別に何の問題にもなってないだろ? だから、奥さん在学中には細心の注意を払っていたんだろうし、多分卒業してから付き合いはじめたんだろうな」
在学中は『大事な大事な宝物を、保護者と一緒に育てる』のが教員の役目。その宝物をたぶらかすなんて問題外だ。
ましてや、神聖な学校の中であんなことやこんなことは……絶対にダメだ!
……卒業してから、元生徒とその保護者の同意があれば、OKかな、とは思うが。
「ふ~ん。やっぱり、アリなんだ」
さっきまでのしゅんとした姿が嘘のように、安西は目をきらきらさせはじめた。
……もしや、妄想の世界へ片足を突っ込んでるのか!?
いかん。現実の世界へ引き戻さねば。