可愛い生徒(カノジョ)の育て方
 ……なるほど、ドSの保健医、保健室のベッドはすっかり私物化、って訳か。

 学校はお前の寝室じゃねーぞ。

 いや、寝室ならまだしも、これだと……!



『「先生っ! あたし、そんなつもりじゃ……」

「じゃあ、どんなつもりで来たんだよ。どうせ授業サボろうって逃げてきたんだろ」

 図星だったあたしは、一瞬、抵抗するのをやめてしまった。

「へえ。いいんだ。じゃあ、遠慮なく。今日からお前、俺のものだから」

 その言葉にびっくりしたあたしは、思わず身体の力を抜いてしまった。すると。

「え、嫌っ!」

 先生はあたしの首筋に顔を埋めた。

 驚いて暴れるあたしに、こんなことを囁く。

「いいか、声は出すなよ。ドアのカギはかかってないんだから。こういうおしおきは初めてみたいだから、一応手加減してやる。お前が暴れたら、俺の理性は崩壊するぞ」

 頭の中ではダメだって思ってたのに、その声と視線に囚われて動けない。

 あたしは、ついに観念した……』

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