twin∞soul
そして、いよいよ本番当日!

流との海辺のデート。

何度もシュミレーションを頭の中で繰り広げてきた。

こういう場合はこうして。

こう言われた時は、こう言い返して。

あんな事やこんな事されたら、素直に流に従って...キャーッ恥ずかしい☆

私はコンビニの駐車場で、指定の時間に待っていた。

黒い大きめのワンボックス車が、私の前に横づける。

えっえっえっ?!

マジ?!

助手席の窓が開く。

「笑...」

流だーっ!

助手席の扉を、中から開けてくれた。

「とりあえず乗れ」

「うん!」

ヤバい!

ヤバ過ぎる!

もう流ってば、本当にどこまでも、私の理想的な車に乗ってるのよーっ☆

「めちゃめちゃ車ん中きれいだね。もしや掃除してきた?」

「いや、実はレンタカーなんで、逆に汚さないようにきれいに乗ってくれ」

私が汚すとでも言いたいんかい!

「レンタカー?わざわざ?」

「自家用車は、ちょっと調子が悪いから」

「そうなんだ」

そんな事は、どうでもいいや。

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