twin∞soul
「何だ?」

私を乗せて、車を走らせる流の横顔を見つめた。

「何でもない」

流の私服、はじめて見る。

水色の半袖襟シャツにジーンズ。

「暑いな...風、そっちきてる?」

「本日は晴天なり晴天な~り♪」

流は私の発言に頭をかしげて、助手席の空気口に手をかざす。

「おまえは、本当によく分からん」

「えへへ」

流は赤信号で、いきなりシートベルトを外すから、何事かと思っていると、

「やっぱ、あちぃ~」

イヤ~ン☆

この男、恥じらいもなくシャツを脱ぎおったぞ!

どっ、どうしよ。

ここまでの露出はまだ、見た事ないからドキドキする。

チラ見したら、本当に鼻血出そうなくらいに、カッコ良過ぎるーっ!

黒のタンクトップが、流の色白の肌を艶かしく浮き上がらせていた。

う、腕筋ヤバい。

細マッチョ、ヤバい。
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