twin∞soul
「おまえ意気込んで俺に文句付けに来たんだな?ガキか」

またしてもバレた!

開き直るしかない!

「そうですよ!それが何か!」

腕組みをして、男は相変わらず見下しながら毒舌を続ける。

「ガキか、いくつのガキだ?ガキがこんな時間にウロつくな」

確かに私は童顔だから、いつも同じ年の世代に年下だと思われて、嫌な思いをしたりもするけど。

「私はガキじゃない!」

「デカイ声を出すなよ、ガキ」

このオッサンは!

いい加減にしてよね!

「あなたのその言い方、何様のつもりですか?」

男は一瞬だけ間をあけて、私に近寄ってきた。

「へぇ~、なるほどねぇ~…」

私の腕を急に強く掴む。

「痛い!何すんの!」

やだ!

そしてそのまま、電灯の光の当たらない倉庫裏へと引っ張られ、連れて行かされた。
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