twin∞soul
もっと、もっと、深く確認し合うには?

それは今、私の身体と流の身体でなら言葉もなく、交信できるよね。

流は、ゆっくり優しく私を上から包む。

見上げる先には、あなたが微笑む。

知りたかった、あなたを。

出会った時から、ずっと。

「いい?」

私はうなずく。

いちいち言葉に出したくはない。

そう言った癖に、こんな時はわざと言葉に出すなんて、あなたは本当に意地悪...。

「流...好きだよ...」

そう言う度に、流は激しく心を自身を揺らす。

「笑...好きだ...」

そう言われる度に、私も同じように心を自身を揺らす。

数字をかぞえていくように。

リズムを刻むように。

階段を昇るように。

一定さを保ちながら、進んでいく。

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