twin∞soul
「私、こんなに甘ったれだったかなぁ~」

自分でも不思議なくらい甘えん坊。

「笑はお子ちゃまだからな」

お互い、素っ裸でベッドで横たわる。

「何よ、流ってばいつも私をガキ扱いするんだから」

「だって、おまえ何かにつけて、小せぇもん」

何かにつけて?

胸が小さいのか、頭の容量が小さいのか、心が小さいのか?

「またバカにした...」

「でも笑、嬉しそう...」

だって膨れた私の頬っぺたを、流は長い指で触れてくるからニヤけるじゃない。

「嬉しくないよ」

「はいはい」

流と私は一つの枕に顔を並べて、じっくりと二人で黙って笑顔で見つめ合う。

そんな長いような短いような時間を、些細な話で二人だけで盛り上げていく。
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