twin∞soul
私だって、その止められない気持ちは流と同じ。

そして誰にも負けないくらい深い、想いで溢れている。

「笑、好きだよ」

「流、好きだよ」

視線を合わせては同じタイミングで二人で呟く。

呟く口唇が愛しくて、同じタイミングで二人で吸い込まれるように、キスをする。

何度も...何度も...。

キスの音が静かな空間に響くと、同じタイミングで二人の身体が熱くなり、自然とねじれて溶け合っていく。

何も言わなくても...。

流の熱い吐息と、流の短めの前髪が私の胸元にあたる。

こめかみの汗を見て、流の私への熱い想いを感じ取る。

マシュマロがコロコロと私の身体を転がるようで、こそばゆくて耐えられない…。

「...っ、流っ...私もうダメ!」

すると流は、目を細めて満足そうに笑った。

「そうか...分かった」

私はきっと、この人とこうなるためにこの世に生まれてきたのではないのか...。

この人も今、同じ事を考えている気がする。

「笑?...笑の中は暖かい。それから安心する...何故だろうな…」

やめて…流…。

そんな低い声で、囁くように言わないで。

変に感じるから。
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