twin∞soul
今夜もそうなのかなぁ...。
「私の彼も、実は最近あやしいんですよね」
何があやしいかって、電話が鳴った時の表情だとか、やたら離れた場所に行き、短時間で内容を済ますから。
いつもそう。
私は不安な気持ちを、その主婦に少しだけ溢した。
「私の場合、逆に携帯電話が鳴ると絶対に私から離れた場所に行って、わざわざ話すんですよ。だから凄く不安...」
「待たされてるのは不安よね。それで彼は何て言って、戻ってくるの?」
「何でもないって。でもチラッと前に聞こえたのは、また後でって言ってたんで、少しだけ頭に引っ掛かっちゃって」
私も何を相談してるんだろう。
全く知らない、友人でもなんでもない人に。
「うちの主人も口癖みたいに電話越しで、後でって言うわよ。男なんてみんな同じね。女はいつも待たされてばかり。全く…」
この人も同じか。
「私はあなたに話したおかげで、少し胸のツカエがとれたから、あなたももっと誰かに話した方がいいわよ」
「はい」
私に話したから、この主婦は変わったのなら、嬉しいな。
「じゃあ、私はこれで」
主婦は手を振り、明るい笑顔で立ち去った。
私も少しは、人の役に立ったのかな。
「私の彼も、実は最近あやしいんですよね」
何があやしいかって、電話が鳴った時の表情だとか、やたら離れた場所に行き、短時間で内容を済ますから。
いつもそう。
私は不安な気持ちを、その主婦に少しだけ溢した。
「私の場合、逆に携帯電話が鳴ると絶対に私から離れた場所に行って、わざわざ話すんですよ。だから凄く不安...」
「待たされてるのは不安よね。それで彼は何て言って、戻ってくるの?」
「何でもないって。でもチラッと前に聞こえたのは、また後でって言ってたんで、少しだけ頭に引っ掛かっちゃって」
私も何を相談してるんだろう。
全く知らない、友人でもなんでもない人に。
「うちの主人も口癖みたいに電話越しで、後でって言うわよ。男なんてみんな同じね。女はいつも待たされてばかり。全く…」
この人も同じか。
「私はあなたに話したおかげで、少し胸のツカエがとれたから、あなたももっと誰かに話した方がいいわよ」
「はい」
私に話したから、この主婦は変わったのなら、嬉しいな。
「じゃあ、私はこれで」
主婦は手を振り、明るい笑顔で立ち去った。
私も少しは、人の役に立ったのかな。