twin∞soul
「喫茶店のあの子だって可哀想だろ、あの子も真実を知ったら傷付くに決まってる」
「一言で言うが、一切おまえに笑の事は語ってもらいたくない」
「いや、俺はあの子が現れてから、おまえの生活が乱れきってしまったと思ってる」
「...語るな」
「30過ぎて独身のフリーターで、金にも時間にも余裕のある女と、家族を抱えてるおまえとは同じじゃない事くらい分かるだろ」
コイツ、マジに頭にくる。
「...黙れよ」
「早く、あの子から離れてやれ」
殴ったろか、コイツ。
どれだけ笑の存在で、俺が今を生かされているか...。
簡単に笑を悪く語りやがって。
忘れたいんだよ、家族だとか家庭だとか。
多くを求められ過ぎて、何もかも。
旦那だとか、父親だとか、養わなきゃならない義務だとか、面倒だと思う事もあるんだよ。
収入だとかで、この先々まで考えたりするのに疲れたりするんだよ、この俺だって。
それを、全部アイツの笑顔が忘れさせてくれるんだよ。
それよりも何よりも。
笑を手離すだなんて事は、絶対に俺はするもんか。
「まだ付き合い浅い内なら、全て無かった事にできる。流だってきっと気の迷いだったと思う時がくるから...」
「悪いが俺は本気だ。浮気や遊び心なんてもんなら、そんなもんとっくに捨て駒にしてる」
真一は驚いた表情をしているが、もう俺の中では引き下がれない。
「捨て駒になるのは、おまえ自身かも知れないぞ?」
まだ言い足りないのか、コイツは。
「笑のためなら俺は、それ以外でいつでも捨て駒になってやるよ」
余裕かまして、鼻で笑ってやる。
「やっぱおまえ、感じ悪っ...」
「俺は自分に正直なだけだ」
分かってるんだ。
コイツだけが、唯一話ができる相手だって。 だから、あれやこれやと俺に言ってくるのも。
でも何か言われる度に笑を求めて、思い浮かべば、何が何でも会いたくなる。
そんな、特別な存在。
もう、俺は妻にバレてもいいって思ってる。 真実が何で、本心がどこに有るのか。
俺の全てを見せて、知っているのは笑だけだから。
「一言で言うが、一切おまえに笑の事は語ってもらいたくない」
「いや、俺はあの子が現れてから、おまえの生活が乱れきってしまったと思ってる」
「...語るな」
「30過ぎて独身のフリーターで、金にも時間にも余裕のある女と、家族を抱えてるおまえとは同じじゃない事くらい分かるだろ」
コイツ、マジに頭にくる。
「...黙れよ」
「早く、あの子から離れてやれ」
殴ったろか、コイツ。
どれだけ笑の存在で、俺が今を生かされているか...。
簡単に笑を悪く語りやがって。
忘れたいんだよ、家族だとか家庭だとか。
多くを求められ過ぎて、何もかも。
旦那だとか、父親だとか、養わなきゃならない義務だとか、面倒だと思う事もあるんだよ。
収入だとかで、この先々まで考えたりするのに疲れたりするんだよ、この俺だって。
それを、全部アイツの笑顔が忘れさせてくれるんだよ。
それよりも何よりも。
笑を手離すだなんて事は、絶対に俺はするもんか。
「まだ付き合い浅い内なら、全て無かった事にできる。流だってきっと気の迷いだったと思う時がくるから...」
「悪いが俺は本気だ。浮気や遊び心なんてもんなら、そんなもんとっくに捨て駒にしてる」
真一は驚いた表情をしているが、もう俺の中では引き下がれない。
「捨て駒になるのは、おまえ自身かも知れないぞ?」
まだ言い足りないのか、コイツは。
「笑のためなら俺は、それ以外でいつでも捨て駒になってやるよ」
余裕かまして、鼻で笑ってやる。
「やっぱおまえ、感じ悪っ...」
「俺は自分に正直なだけだ」
分かってるんだ。
コイツだけが、唯一話ができる相手だって。 だから、あれやこれやと俺に言ってくるのも。
でも何か言われる度に笑を求めて、思い浮かべば、何が何でも会いたくなる。
そんな、特別な存在。
もう、俺は妻にバレてもいいって思ってる。 真実が何で、本心がどこに有るのか。
俺の全てを見せて、知っているのは笑だけだから。