twin∞soul
ショックで頭の中が真っ白になった。

笑、まさかおまえ...。

俺は笑の全てを知っているようで知らなかった。
その知らない部分を知ってしまった事で、俺はもう訳が分からなくなりそうだ。

まさか、男と住んでいただなんて。

責めたりなんか、俺にはできやしない。

結局、おまえと俺は似た者同士か。

しばらくして、笑は大きなカバンを肩にかけて出掛けようとしていた。

実家に戻る準備をしているのは確かか。
じゃあ、あの男は何なんだ?

だが、俺はもう目の前に居る笑を抱き締めてやりたくて...。

やっと、おまえに出会えたチャンスを逃したくなくて...。

俺は静かに、一歩ずつ笑へと近寄る。

愛してるのは、おまえだけなんだ…。
どうしても、おまえに今伝えたい…。

「...笑...」
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