twin∞soul
「ただの喫茶店の女の子だろ?もうそれ以上はチョッカイだすなよ」

「誰がチョッカイだ、あんなクソガキ」

「店、出るぞ」

連れの男は、気まずそうに私の前を通り過ぎた。

アイツは、あそこまで言っといて堂々と知らんふり。

そりゃあ気まずいでしょ。

だってヘタしたらもう店には、普通に来れないよ。

あんな気まずい思いをよくも自分の連れにさせて、ボロカス私に言いたい事を言ってくれちゃうよね。

はぁ~ん?って感じ。

完全に頭にきた!

絶対に許せない!

今夜、私は乗り込む!

確実にアイツの会社へと、乗り込む!

そして、一発...いや、二、三発は殴る!

二度とうちの店に来るな!とも言ってやる!

私は窓からあの男が去ったのを確認して、テーブルへと片付けに行った。

二枚のコースターが重ねてあったが、何もそこには書かれてはいなかった。

でも、確かにボールペンを取り出して何か書いてたのに。

まさか、ワザと書いてたふり?

何、アイツ!

有り得ない、この新しい嫌がらせ!

どこまでも、本気でムカツク!
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