twin∞soul
「同じだ...何もかも。俺も同じ事今、考えてたんだよ」

「会えない間もずっと、流の幻ばかりが見えて話しかけてたの...何か答えてくれそうで...だからそれでも笑いながら涙流して問いかけたりしていたの...」

私は声を震わせながら、涙を落としていた。

「…俺だって、頭から笑が言ってくれた言葉がずっとずっと消えることがなかった…あんなふうにメールして、おまえに嘘ついて傷つけて、どんな顔をしておまえに会ったらいいんだと…でも、会いたくて。だから何度も問いかけたりしてた…愛してるんだって…」

流ももう、くしゃくしゃの表情で、それこそ泣いているかのようで。
声をつまらせていた。

私たちはまた、しばらく黙ったまま。
こんな近い距離で見つめ合っていた。

同じ事を、
離れてる間も、
ずっと途切れることなく、
私たちは互いに、
想い合っていたんだね。
< 195 / 206 >

この作品をシェア

pagetop