twin∞soul
私は口を尖らせて、失礼な流のアイスコーヒーを入れて、席へと運ぶ。

「お待たせしました」

口唇にタバコを加えて、相変わらず一切無視。

ありがとうも言えないなんて、性格とことんネジ曲がってるね、コイツは。

あぁ、感じ悪い。

うっとうしい。

無駄にイライラして、アイツの出す重い空気に毎朝呼吸するのが苦しくてしかたない。
ペースが乱れまくる。

何を考えているんだ。
私に何を仕掛けようとしているんだ。
次はどんな嫌がらせをされるんだ。

確かなものが見えない。

こうしている間にも、流は何かを企んでいるんだ。

最悪だ。

私は流の背を見て、頭を傾げた。
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