twin∞soul
自転車を引っ張りながら、公園を出ていく私。

流はタバコを一人で吸っていた。

まだ、帰らないつもりなんだ。

毎晩ここに来るって話してたけど。

一人で居たいのかな。

よっぽど、家に居たくないんだね。

私はもう一度振り返って、流を見つめる。

今日はたまたま?

こんな出来事が起きてしまったのかも知れない、と思う事にした。

流のキスの感触は、まだ残ったままだけど...

それも、たまたま?

あの時の流れでそうなった?

明日になったらまた、いつもと同じ状況が待っているのかも知れない。

お互い大人なんだから、変化に期待するのは止めておこう。

好きになってしまったのは、私の気持ちだけでいい。

好きだなんて、流に言われた訳じゃないんだから。

今日は特別。

流の優しい部分で、慰められた。

そう思おう。

優しいキスを有り難う♪
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