twin∞soul
流の携帯番号の書いたコースターを、ポケットにしまって、時々見てはドキドキして。

とにかく早く花屋のバイトを終わらせて、電話がしたい。

だから今日の私は、頑張ってパック花をガツガツ売りまくってやった。

体力だって全部使って、完全燃焼じゃ!

そして、疲れた私に流の声で癒されちゃうというわけだ。

キャーッ☆

こんな30過ぎた年齢で何故にトキメク、私。

でも、あの男は毒舌で冷酷で歪んでるから、あまり自惚れた態度を取ると、ドカンと地に顔をつけられてしまうかも知れないから、気を付けて接しなくては。

でも、一番に聞きたいのはどうしてキスしたのかって事。

どんな言葉を返されるのかも怖いから、聞くのも微妙だな。

傷つけられたくないし。

一体全体、アイツの頭の中はどうなってるんだろ。

何を考えているのか分からない。
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