twin∞soul
「何か今日あったのか?」

「何で分かるの?」

「おまえのメールで何となく」

「メールで?」

「それから、おまえの表情で何となく」

「表情?...うむむ...」

「笑の話は俺が聞くって言ったろ?」

「うん...」

流は、抱き締めながら、私の耳元で問いかける。

「いちいち、分かりきった事を言葉に出したくはないんだが...笑と話たくて、会いに来た」

「うん」

「おまえは嘘付けない癖に、あえて口に出さないでいる事に対して、察するのが鈍過ぎる。その癖、口を開けば言いたい放題。しょうがないヤツだな」

私は流の顔を見ると?笑ってたからドキドキした。

何故かって、こんな優しい笑顔の流を見たのは始めてだったから。

そんな笑顔を私に見せていいの?

めったに笑わない、その貴重な笑顔を私にくれる意味はあるのかな。
< 77 / 206 >

この作品をシェア

pagetop