twin∞soul
「アハハ、そんだけの話なんだけど。何か凄く良い話、聞いちゃったな~と思って。流に話したかっただけだよ」

恥ずかしくなってきた。

こんな話を楽しげに話す私は、確かに幼いかもしれないね。

大人のオッサンは、困惑して黙っちゃったよ。

っていうか、同じ年なのに明らかに全然違うから。

やっぱり私は、恥ずかしい。

私は流の胸に、熱くなった顔を埋めて隠す。

「笑と俺の携帯番号も8が多いよな?何か深い意味があったりして?」

「ああ~っ!!」

まさか流が、そんな言葉を私にくれるなんて思わなくて、身体中に電気が走った。

むしろ、そう言って欲しかった。

「8の繋がりは∞の繋がりだったりして?」

そうやって、感じて欲しかった。

流はそう言って、ビリビリいってショートを繰り返す私を、今よりも深く包み込んだ。

無限の繋がりの私たちは、永遠に終わらない関係であって欲しい。
< 79 / 206 >

この作品をシェア

pagetop