会いたい。【短】
あたしは、泣きじゃくりながら謝った。
「全く…。じゃぁ、行くよ」
蒼太は、あたしの手を掴んで歩き出した。
「えっ、蒼太。行くって、どこに…?」
「決まってるでしょ、ボクの家」
「え、でもあたし明日仕事が…」
「ボクだって仕事だよ。でも、そんな上目使いされてボクが我慢できると思うの?ボクを誘ったんだから責任取ってよね。今夜は寝かさないからね。覚悟してよ?」
「えっ…ちょっと待って、蒼太!」
強引に歩く蒼太を両手で引っ張った。
だけど…。