俺が教えてやるよ。powerful





「なぁーんだ藍斗も案外可愛いんだな」





「は?」





「羨ましいよ、まったく」







俺もこんなに思える人ができるかな




そしたら俺も――…







「あっ!藍斗くんっ」







気づいたら講義も終わってて、




藍斗を待っていたらしい桃果ちゃんが講義室に入ってきた







「……桃果」






さっきまで無愛想だった藍斗は、本から顔を上げて微笑んだ






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