俺が教えてやるよ。powerful





―――え?




「これ……」




「幸せそうで嬉しいよ。遅くなったけど、おめでとう、三山」





それだけ言って、飛鳥くんは歩いて行ってしまった




あたしの手の中には、真っ赤なバラの花束





こんなの、いつ買ったのよ……





あたしの瞳からは涙が溢れて




頬を伝う涙を藍斗くんが指で拭ってくれた



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