俺が教えてやるよ。powerful




「……ほら」



気づいたらあたしの肩に掛けれていたネクタイ




「え、これ……」


「やるよ、いらないから」


「いらないって……まだ面接に使うんじゃ……」


「あーあれはウソ」


「ウソ!?」


「あーでもしないと諦めないだろ」




あー…そういうことか



考えなかったな、そんなこと



藍斗くんの考えに振り回されるなんて


なんかいやだな



あたしだって振り回してみたいのに


いつも藍斗くんには敵わない


それがたまらなく悔しいの



< 39 / 345 >

この作品をシェア

pagetop