クール王様と甘えん坊王妃
今絶対顔赤い!
けどよかったぁ~。
後ろ席だから、顔見られたりしない。
「顔赤くなってる....」
「えっ!!.......どうして...」
顔をあげると、神西さんは振り返っていた。
「ちょっと!殺す気ですか?早く前向いてください!!」
渋々、前を向いてくれた。
「ははっ、大丈夫ですよ。姫、可愛いですね」
「カワイクなんかありません//」
「照れてますね。もしかして僕のこと好きになったりしてます?」
「ないない!そんなはず....」
気が動転して、凄い声が出てしまった。
「冗談ですよ。好きになってくれても構いませんけど。」
振り向き、ニコッと笑顔で言う。
その笑顔、反則です!