クール王様と甘えん坊王妃
神西さん、裏表ある。
あたしと二人だとイジワル......
「.......姫?」
急に大人しくなったあたしを見て、近づいてきた。
「熱でもあるんじゃない?」
「へ?」
......うん。
これはきっと、空耳だろう。
「姫、大丈夫?」
「だ、だ、だ、大丈夫ですっ」
敬語じゃなくなったのと、オデコに手を置いてきたのが合わさって、同様してしまった。
「なら良かった...」
凄く優しい笑顔で見つめられる。