クール王様と甘えん坊王妃
「何が無理なんです?」
「へ?あ、あの....、父が国王様を愛知に連れて来いとの事で.......」
「お父様がですかっ!国王様に聞いてみては如何です?」
え、あたしが国王様に!?
目合わすことすら難しそうなのに!
「大丈夫です、国王様は本当にいいお方です。」
「神西さんがそう言うなら、頑張ってみます....」
「そういう困った顔されると....。いや、なんでもありません」
え、何言いかけたの?
「されると、何ですか?」
そこまで言われると、気になる。
「また今度話しますよ。それでは、出発しましょう」
焦らした.....
神西さんはいつもこうだ。