クール王様と甘えん坊王妃







「いえ、確かにこちらですよ。私2年目ですので。」





「えっ、これがあたしの部屋!?」



暖炉までついてる!

ベッド、テーブル、テレビ、全てにおいて大きすぎる。



ベッドなんて、友達と3人で寝れる大きさ。





「こんな贅沢.....」



ママとここで暮らしたい!





「していいんですよ。姫は特別なんです」




「あたしは特別?」



「そうです。選ばれた人間なんですから。知性なんて、努力の証です」





それは、ただ学費を抑えるために...


パパの稼ぎを、おばあちゃんの治療費にあてたかったから。






「あたし、ここで何すればいいんですか?何か役目があるんですよね?」




こんなに贅沢しておいて、遊んでられないし。






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