クール王様と甘えん坊王妃
「...ぉとの!....おとの!」
ままぁ~。
何でママがウチにいるのー?
「ままぁ..」
「音乃!大丈夫なのねっ!ほんっと、もう心配させないでよ...」
えっ、ここ.....、
病院!?
『―――――篠原音乃さんです。』
「あぁあああああ~!それで倒れちゃったんだ....」
「それで、って。......あなたはママの誇りよ。頑張りなさい」
「ねぇ、それってあたしに権限はないの?」
「えっ!?まさか断る気!?」
え、断っちゃダメなの?
ここでOKしたら、一生宮廷の中なわけで。
結婚相手も決まっているはずで。
あたし、もっとまともな生活したいのにっ
親孝行だってしたいのに。