クール王様と甘えん坊王妃








静かになった部屋に、寂しくなって、立ちすくんでしまう。





「国王様のバカ。なんで.......よ?」





「なんでキスなんかするの....」




ポタ――――...ッ





やだ、


....あたしなんで泣いてるの?






「王妃様っ!?どうかされましたか?」




背後から神西さんの声がする。



やばっ、どうしよう....





「ううん、何でもないですよ。ホコリが目に入ったみたい....」





「ホントですか!?担当に言っておきます。申し訳ございません!」




え、担当さん...



「いや、大丈夫ですから。怒らないでくださいね」








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