クール王様と甘えん坊王妃







「正直言うと、俺は龍と組んでて、歌手やってる。落ち度はあるけど、たった一つの俺の趣味なんだ。許してほしい.....」





「土下座なんて、しないで?あたし、やめろ!なんて言うつもりないよ。応援する!だって凄いじゃない!」




歌手なんて、蕾から咲くまで凄い時間かかるよね。



「いいんですか!?」





パァ~っと明るくなった顔を見て、安心。


そんな事言うわけないよ。




立場は違っていても同じ人間なんだから、それに縛られたくない。



夢や趣味を追いかけるのは個性。


凄く素晴らしい事だと思うから。






「じゃあさ、歌ってみて!」



「えっ!無理ですよ....、姫の前でお恥ずかしい」





あれ、いつの間にか敬語に戻ってるし!


最近妙に変化があって、よく分かんない。




ま、いっか!







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