クール王様と甘えん坊王妃
「ところで、国王ってどんな人なんですか?」
「.....多才なお方です。ルックス、知性、全てに欠けのないお方でいらっしゃいます」
「へー、完璧なんだ。あたしとじゃ到底釣り合わない...」
「ですから、もっと自信を持ってください。姫は最高です!」
「ふふっ..」
何それ~!
「姫、明日の為に早く寝ては?」
「だって神西さんが面白いんだもんっ」
神西さんこそ、完璧なんじゃないかな。
「じゃあ私は出て..」
「いい!ここに居て?」
病室に一人にしないで......
こわいよ.....、。
「分かりました。ちゃんと居ますね。その代わり、目を閉じてください」
「うん......」
あたしはそのまま眠りについた。