DEATH MAIL -karen@death_mail.ne.jp-
それから10ヶ月後。

詩織の命日。

あたしは詩織のお墓の前で手を合わせている。

あのとき助けてくれてありがとう。

あたしは心の中でそう言った。

可憐さん。

あれは一体何だったのだろう。

もう二度と思い出したくもない出来事だ。

それから何年かの月日が流れた。

人々の記憶から可憐さんの存在が消えていった頃、悪夢は再び訪れる。

貴方のケータイに。
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