孤独な天使に愛の手を。


あの魅惑的な日から一週間くらいたった日の午前中。



明王寺さんから着信があった。



『こんにちは、明王寺です。』



「こ、こんにちは!」



『あのさ、午後空いてる?もし良かったらサイズとか測らせて貰いたいんだけど。』



「あ、午後ですか?分かりました。2時くらいに伺いますね。」




『ありがとう。迎えの車を出すから、それで来てね。』



「え、車なんて大丈夫です!歩いて行きます!」



『いや、呼ぶのは僕なんだから、それくらいはしないとね。じゃあまた後で。』




「えっ、ちょっ…!」





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