孤独な天使に愛の手を。
お昼を食べて、準備万端。
約束の2時まで、あと少しある。
そうだ!
冷蔵庫に昨日のシャンテルのケーキの残りがある!
それ持っていって明王寺さんと食べようっと。
小振りの小さくてオシャレな箱にケーキを2つ入れる。
明王寺さんなら、こういう物を食べなれているだろうけど。
喜んでくれるといいな。
「心優様。明王寺さまからのお車がいらっしゃいましたよ。」
「ありがとう。じゃあ行ってきます!」
「お気をつけて、いってらっしゃいませ。」
私はケーキの箱とバックを抱えて玄関へ急いだ。