野球を愛し、彼に愛す。
お隣
バタバタと廊下を走る音がする。
ガラッと扉が開いた。
みんな、視線をそっちに向ける。
私は、ビックリした。

息を切らせながら、入ってきた。
「おい、初日早々 遅刻か?」
「すみません。空から赤ちゃんが
 ふってきたので笑」
「嘘言うな!さっさと席に座れ!」
先生との会話を聞いて
みんな あははと笑ってる中,
一人私は、その人を見続けた。
なぜなら、その人は私の片思いの人。
「大橋ぃ、いきなり遅刻はないだろぉ。」
そぅ、私の好きな人
大橋光輝。

同じクラスだったんだ。
私は、ずっと光輝君のことを
見ていた。
それに、気付き
「お!お前って、同中だったよな!」
「えっ?あ、はい。」
私はびっくりして 目を丸くした。

覚えてくれたんだ!
嬉しいでも、勘違いしてるんだよね。
うん。と考えてたら。
「たしかぁ、相谷…。」
「華菜です。」
ちょっと切れ気味に言ってしまった。
でも、苗字はおぼえてくれたんだ!
私って、どんだけポジティブなんだ。
「おぃ。そこの二人うるさいぞ!
 放課後、掃除しろよ。」
「へーい」
とあははと笑う中、光輝君は答えた。
私は、せっかく話してたのに…。
ん?手伝うって二人で!?

 
前の席に座ってる、真智が
こっちをみて、笑ってる。
あー、どーしよー。
心臓バクバク!

「掃除だって、嫌だねー。」
こそっと、話しかけたきた、光輝君
「そーですねぇ。」
あぁー。なんで可愛く言えないかなー私って…。



< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop